おねしょするからってオムツをいつまでも履かせてるからおねしょがなおらないんだ。
だからおねしょパンツを買った。
おねしょシーツも買った。
だけど、毎日パンツを洗うの大変。シーツを洗うの大変。
もう、オムツに戻しちゃおうかな・・・。
いやいや、ここまで頑張ってきたんだもん、これからおねしょパンツで頑張ってトレーニング続けよう!!
そう思って日々頑張りまくっているあなた。
大丈夫。もう頑張らなくていいんです。
ご存知でしたか?オムツをパンツにしたっておねしょはなおらない
トイレトレーニングをする時の名残か、パンツにすればおねしょをしなくなる、トレーニングでなんとかなる、と思われがちですが、おねしょに関してはトレーニングでなんとかなるものではありません。
おねしょをしている意識は幼児期の子供にはない
寝ているときにおしっこをするのがおねしょですが、このおしっこをしている感覚は眠っている子供にはありません。
年齢が大きくなるとおしっこをしてしまうことで覚醒することはあっても、おしっこをする時点では意識がありません。当然ですよね、わざとおねしょしてるわけじゃないんですから。
気持ちよく眠っているときに自然とでてしまうんですね。
想像すると可愛いですよね。匂いはキツイですが。
スヤスヤ・・・ジョジョジョーーーって。
意識できないってことは、本人にはコントロール不可ってことです。
「ああ、今日はおむつじゃなくてパンツだからおねしょしたらシーツ汚しちゃうよな、パンツ濡れて気持ち悪くなっちゃうよな、おねしょやめとこ」
ってことには残念ながらなりません。
ということはおむつを履いていようが、おねしょパンツにしようが、結果は同じってことです。
実際におねしょや夜尿症を診てくださる先生も、どっちでも良いと言っています。
じゃぁ、なんで「おねしょパンツ」「おねしょシーツ」なるものがあるのか
おむつでいいならなんで「おねしょパンツ」とか「おねしょシーツ」とかいっぱい売られてるのよ!
って思いませんか?
その答えは色々あります。
- 子供の自尊心を尊重(おむつを嫌がる)
- エコ的精神
- 外見上の問題(お泊まり保育なんかの時にオムツが恥ずかしい)
おそらく、一番多いのは子供の自尊心を尊重した結果、おむつではなくおねしょパンツを選ぶ場合が多いのではないでしょうか。
オムツは赤ちゃんがするもの→わたし(ボク)は赤ちゃんじゃない→オムツはいやだ!
だいたいこんな感じで子供は嫌がります。
単に履き心地が嫌な場合もありますし、複合して理由となっていることもあるでしょう。
むしろおむつを履いてぐっすり眠れた方が良いにきまってる
おねしょパンツの場合、パンツに水分はしっかり吸収してくれますが、紙おむつにした場合のサラサラ感とは全く違ってべちゃっと濡れています。
この状態でぐっすり眠ることができているのか親としては心配です。
紙おむつであろうが、おねしょパンツであろうが、おねしょの改善に影響がないのであれば、紙おむつをはかせて、まさにCMの通り「朝まで快適」に眠らせてあげたいのが親心ってもんです。
おねしょを防止するために子供を睡眠中に起こしてトイレに行かせる行為は、おねしょの対策でしてはいけないことです。
睡眠中にたくさん分泌される成長ホルモンの分泌を妨げ睡眠のリズムを崩してしまいます。
親が起こすかどうかにかかわらず、お尻が気持ち悪くてぐっすり眠れないっていうのも、起こしてはいけない時と同様に、成長ホルモンや睡眠のリズムに対して何かしらの影響があるかもしれないと心配になります。
おねしょパンツの場合、匂いが気になりますし、冬は冷えが気になります。
洗わなくちゃいけないし手入れが大変。
親目線で言うと、おねしょにはオムツ一択です。
おむつでいい。
おむつがいい。
おむつにしてくれ。
それでも我が家はおねしょパンツを使う(使わせられる)
親としてはゆっくり寝てほしいし、何よりも、おねしょをした時のおねしょパンツの洗濯とか面倒なんです。
おねしょパンツを洗濯機にそのまま放り込むとおしっこが落としきれずにものすごい香り(悪臭)を放ちます。
なので、何度も何度も水洗いして、しっかり尿を洗い流してから洗濯機に放り込まねばならず、なかなかの手間です。
幸い、おねしょパンツは子供が気に入るものが買えて、さらにおねしょパンツの上におねしょカバーを履かせているので、シーツを汚すという事故がないのが幸いです。
(ほぼ)毎日のお洗濯だけが非常に手間なので、願わくばおむつにしてほしい。
しかしながら、おねしょもトレーニングが必要、おむつはダメっていう変な勘違いから、難色を示す子供におねしょパンツを導入してしまった手前、我慢する日々なのであります。
何歳までおねしょにおむつを使う?海外のおむつ売り場では14歳用とか普通にある
明確に何歳まで、というのはありませんが、海外では割と高年齢のおねしょ用オムツが普通に販売されています。
15歳用まであることに驚いてとっさに撮影した写真です。
これはオーストラリアのスーパーにあるおむつ売り場ですが、4歳〜7歳用、そして、8〜15歳用まで揃うラインナップ。
15歳用のおむつなんて、57kgまで対応しています。
なんとなく、赤ちゃん以外のおむつは悪・・・的な、恥ずかしいといったイメージがあるためか、日本ではあまり見かけませんよね。
海外事情はよくわかりませんが、もしかしたら日本より少し、おねしょに寛容なのかもしれません。
日本では、小学校に通う頃(5~6歳)までにおねしょが治らない場合は、夜尿症の疑いもあるため、病院を受診する方が良いとされています。
思わぬ腎臓の病気などがおねしょの陰に隠れていることもあるので「おねしょは何歳までしてたらおかしいんだろう?」という疑問を持つくらいなら、サクッと専門の病院に相談しにいき、様子を見るだけでいいのか、何かしらの対処が必要なのかを診断してもらうのがおすすめです。
製薬会社さんが運営している「夜尿症ナビ」っていうサイトにおねしょの相談にのってくれる全国の病院が載っています。
夜尿症ナビのおねしょの相談ができる全国の病院
結論。
おねしょのトレーニングは寝ている間にはできない。
よって、おむつであろうがおねしょパンツであろうが、おねしょの改善には影響なし!
おねしょ対策のトレーニングをするなら、膀胱の容量を大きくするために、1日に一度おしっこを我慢する「膀胱訓練」をするのもいいですよ♪